月蝕(月食)とは地球が太陽と月の間に入る現象。
 地球から見た場合、月は地球の陰に入ることで一部または全体が欠けて見えることとなる。
一部が欠ける月蝕を部分月蝕、月がすっぽり陰に入る現象を皆既月蝕という。

皆既月蝕 2011-12-10
 2011年12月10日の皆既月蝕では月が地球の作り出す本影のギリギリ下の部分を掠めた。ピークタイムは暗く妖しい赤銅色となったが、下端がほんのり明るいのは本影の中心を逸れていた為だ。
 本影に入ったピーク時はさすがに暗く、ISO400での撮影。漆黒にならないのは太陽光線が地球の大気層を屈折して届く為。また赤銅色に染まるのは、太陽光が地球の大気層を通過する際に波長の短い光が散乱し、波長の長い赤系の光のみが届くことによる。
2011/12/10 23:30 Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース),CASIO EX-Z850
ISO400・WB:Daylight・f=7.9mm・Mode:M(F2.8・1sec)・MF・リサイズ
2011年12月10日を例にとって作成した、地球の影を通過する月の概念図。

◆部分月蝕 2010-01-01
2010年の元日、除夜の鐘が静まった頃に部分月蝕が見られた。ピークは午前4時22分。
わずか8%の部分蝕だが、お屠蘇もまだの新年早々、素晴らしい天体ショーだった。
2010/01/01 04:22 Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース),CASIO EX-Z850
ISO50・WB:蛍光灯(昼光色)・f=7.9mm・Mode:M(F2.8・1/200sec)・AF・トーンカーブ・トリミング・リサイズ



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